居住後に模様替え
住み始めてわかることがあります。
意外な盲点というものがあり、賃貸の中でも、集合住宅において発生するケースがあります。
よくあるものでは、騒音であり、見学した時ではわからなかったものが、居室でゆっくり過ごし始めて判明することがあります。
けれども、騒音のみでなく、居室そのものへの不満が出て来ることもまた、住み始めてからの問題でしょう。
たとえば、水回りにおいては、食事を作り始めたら、非常に使い勝手が悪くなったというケースがあります。
あるいは、収入スペースが思ったよりも狭く、荷物が入り切らないということもあるようです。
こういう場合、所有物件であれば、リフォームを考えるかもしれません。
けれども、賃貸であるので難しいと考えてしまうでしょう。
ところが、一定の条件を得れば、賃貸でもリフォームができます。
一定の条件とは、オーナーの許可になります。
法律上、賃貸物件で大規模工事をする場合、大家の許可がいることが、規定されています。
大規模工事とは、建物そのものに関わるものであり、リフォームはまさにそれです。
そういう場合、改変などを自由に行えるのが、所有権者であるため、賃貸であれば、オーナーの許可が必要ということです。
もちろん、許可が取れなければ、賃借人が勝手にリフォームをすることは許されません。
ただし、小規模工事の場合は、この限りではありません。
賃借人が自由意思に基づいて行うことができます。
したがって、光回線などの引き込み工事は、こういう小規模に当たると考えられています。